ジャパンノーザンライツ

2022.03.27

トレーニングの重要性とレースの重要性

・練習だけでは上達しない


 

こんにちは!

JAPAN NORTHERN LIGHTSコーチの関口勝久です。
少しトゲのあるようなタイトルになってしまいましたが、トレーニングの重要性とレースの重要性についてお話しさせていただければと思います。

どうぞ最後までお付き合いください。

 

初めになぜこのようなタイトルにしたかと申しますと、
練習だけ、トレーニングだけ頑張ってしまっている選手が非常に多いと感じるからです。

 

アルペンスキーという競技はレース時にどんなことが起こるかわからない点も多く、様々な対応能力が求められます。
2本滑走するのを上手くまとめ上げれるようになるということは簡単なことではございませんが、練習時のパフォーマンスとレース時のパフォーマンスがかけ離れてしまっている選手が多すぎると感じてしまうのです。

ですが、そんな偉そうなことを言っている私自身もその様な選手の1人でした。
練習のパフォーマンスがレースでも出せているなと実感できる様になったのは、引退をする2年前からほど。

そこにはたくさんの苦悩もありましたが、結局は
・考える力が身についている
・対応するスキルが身についている
この2点を磨き上げていくということが大切なんだと理解しました。

 

●考える力


レースで何が上手くいったのが
レースで何が上手くいかなかったのか
これには無限の可能性があります。
毎度のレースでこれを深掘りしなければならないのです。

もしかしたら取り組みに何か問題があるのかもしれない。
マテリアルに原因があるかも。
そもそもスケジュールに無理があるのかもしれない。

言い出したらキリがありませんが、負の要素を潰しきることでも歯車が噛み合うことはあります。

そしてレースで結果が出るような練習の取り組み方ができる様にもなってくるのです。

選手自身がここで持っている「ツボ」の様なものを発見していく。
これは非常に重要なことと言えます。

 

●対応するスキル


前述でも申しましたが、考えることができていて課題がまとまっている状態ならば、
トレーニングの質は一気に上昇します。

なぜなら、自分自身にとってのレースで結果が出るための仮説検証が常に行われている状況だからです。

仮説検証を行い、自分に合わないと判断した際はそれを行わなけらば良いだけの話しです。
むしろ自分に合ってないことも知っているのは長期的に見た際には武器にもなり得ます。

このように聞くと簡単なことじゃないか!と思う方もいらっしゃるかと思いますが、やはりこの取り組みができている選手は少ないです。

 

なのでJAPAN NORTHERN LIGHTSでは出来るだけ多くのレースに帯同し、選手のレースにも関わりを持つように心がけております。
練習にコーチが参加できないので別途費用をいただいての帯同になりますが、親御様のご理解もあり、 2022シーズンも多くのレースに帯同することができました。

日々、考えを共有する。

コーチ達もスキーに対する考えが深まります。

 

・おわりに


いかがでしたでしょうか。

今回はトレーニングとレースについてお話しさせて頂きました。

選手達もそうですが、それをサポートする親御様にもご理解いただき、
時にはご協力いただきながら選手が成長できる最高の環境を提供していきたいと考えております。

 

これからの春シーズンは非常に大事です。
怪我には十分注意して頑張っていきましょう!

 

次回は、谷コーチにバトンタッチして

記事を書いて頂きます。お楽しみに!

 

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JAPAN NORTHERN LIGHTS
Coach 関口勝久