ジャパンノーザンライツ

2022.04.12

スキー界の教科書

 

こんにちは!

JAPAN NORTHERN LIGHTSの斉藤昇吾です。

 

「スキーの教科書を作りたい」

 

スキーチームに携わるようになってから思い始めた事ですが、日本のスキー界に必要な事だと思っています。

現役時代に感じた大きな壁。ですがいざ指導者になってから世界との根本的な”差”をより明確に感じました。

世界基準でみて日本アルペンスキーのレベルの低さについて、私なりに感じてる事を伝えていきたいと思います。

 

最後までお付き合いいただけますと幸いです。

<体格が違うから通用しないのか>


 

アルペンスキーにおいて、何故世界に通用しないでしょうか。

体格の差のみが関係しているのでしょうか。

さまざまな要因があることは確かでありますが、

その答えとしては、「生まれつきの体格が違うから」ということだけではないと考えています。

もちろん多少は関係しているとは思っております。ただ勝てない理由には直結しないと思うのです。

 

私が常日頃会社の仲間に伝えていることがあります。

 

それは『便利すぎて不便』であるということ。

 

ことスキーにおいて“便利すぎて不便“とは、

スキーの性能が良くなったカービングスキーに問題があり、性能が良くなった故に技術を誤魔化し正しいポジショニングを取らなくてもスキーが勝手に反応してくれるようになってしまっているということです。

それ故に選手の技術が低下しているようにも感じます。

まさに『便利すぎて不便』です。

こうなった現在、一番の改善しなければいけない問題点とは我々「コーチ陣」の正しい技術習得にあるのです。

 

<教えないとう指導の考え方>


幼少期の英才教育とはなんでしょうか。

ここにいわゆる「正解」が存在していない中で、

1つ答えがあるとするならば、最終的にゴールに辿り着ければいいということです。

(ここでいうゴールとは大きな目標達成のことです)

 

 

幼少期からスキーを教えすぎてしまっている。

 

それでは短期的になってしまい、結果にこだわりすぎて結果至上主義に陥ってしまいます。
目先の結果に執着せずに長期的なスパンでコーチや親御様も見守る必要があるのです。
(あるスポーツでは小学生の全国大会が無くなりましたね!)

 

そして自然から学べることや、スキーの様々なバリエーションを身体で体験していく。
そのような基礎づくりの時間に充てるべきと考えております。

 

株式投資についても同じですよね。
優秀な投資家は短期的ではなく、長期的なスパンで投資を行います。

こういった方が最終的に多額の利確に成功するの同じで、スポーツも同様と考えます。

 

 

「大器晩成」という言葉があるように、正しい基礎を身につけ花が咲くまでの辛抱ができるかが、本当に強い選手を育むために必要なことなのではないでしょうか。

我々JAPAN NORTHERN LIGHTS のmissionの一つであるスキーの教科書!

 

作りたいなぁと。
いや、必ず作る。

 

日本のアルペンスキーを変えますよ。

<まとめ>


如何でしたでしょうか。

大袈裟のように感じる方もいるかと思いますが、我々は真剣です。

 

チームとして現在の練習は、

4月は毎週末、その後はGWキャンプも開催します。

この時期にどれだけ滑走出来るかで来シーズン良い状態で入れるかが決まります!

皆様のご参加心よりお待ちしております。

 

 

次回は、関口コーチにバトンタッチして
記事を書きます。お楽しみに!

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JAPAN NORTHERN LIGHTS
齋藤昇吾