ジャパンノーザンライツ

2022.03.03

チーム名とロゴデザインに込めた想い

みなさま、こんばんは!
JAPAN NORTHERN LIGHTS コーチの関口勝久です。

今回の投稿では、
“JAPAN NORTHERN LIGHTS”(ジャパン・ノーザン・ライツ)というネーミングと
ロゴデザインに込めた想いを書いていこうと思います。

 

 

 

・ネーミングに込めた想い


 

●NORTHERN LIGHTS = オーロラ

 

突然ですが、皆さんは“オーロラ”をみたことはありますでしょうか?

皆さんご存知の通り、オーロラとは
超極寒の地域、アラスカやカナダ、ノルウェーで見ることができる美しい自然現象です。
僕もまだ肉眼で観たことがなく、一生に一度はみてみたいなあと思っています。

 

そんなオーロラですが、英語でもそのまま“Aurora”と表記する一方で、
実は調べてみると“NORTHERN LIGHTS”と表現するのが一般的なようです。

もうすこし詳しく調べると、北半球で見えるオーロラ=Northern Lights、
南半球で見えるオーロラ=Southern  Lightsと呼ぶとのこと。
※下記の記事参照。

 

英語でオーロラは「ノーザンライツ(The Northern Lights)」といいます。北部の光という意味があります。というのも北半球ではアラスカやカナダなどの北側で観測されることが多いため。なので南半球では「サザンライツ(The Southern Lights)」といわれています。オーロラが観測できる南極やニュージーランドは南側だからです。日本語では北半球のものを「北極光」、南半球のものを「南極光」といいます。

引用元:そのオーロラはノーザンライツ? サザンライツ?

 

 

●オーロラ=選手の多様性=未来の才能の輝き

では、オーロラを表す“NORTHERN LIGHTS”がなぜチーム名に採用されたのか?

 

今回、チームを統合して一つにするにあたり、
プロのコピーライターの方にも入っていただき、共にチーム名のアイデアを考案しました。

 

ご提案いただいたネーミングそれぞれに素晴らしいコンセプトがあったのですが、
“JAPAN NORTHERN LIGHTS”が候補にあがり、そのコンセプトを聞いた時、
満場一致で「これしかない」と決定しました。

 

コーチ陣全員がビビッときたのです。
ネーミングに込められたコンセプトはこちら↓。

 

・オーロラが観測できるのは極寒の地域のみであり、
アルペンスキーという過酷な競技環境ともリンクする。

 

・オーロラの美しい輝きは、我々のチームに多く在籍する若い選手達、
すなわち未来の才能や希望の光そのものである。

 

・オーロラは一定の色を持たず、時に鋭く・時に柔軟に形を変えながら常に変化していく。
これは様々な個性を持ち成長していく選手と、そんな選手が集まる多様なチームである我々
そのものである。

 

・JAPANを頭につけることで、“自分達が日本のアルペンスキーを強くしていく、
引っ張っていく”という
強い意志を表現する。

 

いかがでしょうか。人に話したくなる、ネーミングの由来だと思いませんか?

ちなみに余談ですが、“SOURTHERN LIGHTS”ではなく“NORTHERN LIGHTS”にしているのは、
オーストリア、カナダ、スイスなどアルペンスキー強豪国が皆北半球にあるため、
同じオーロラでも強豪国の選手が観ているオーロラでありたいという理由です。

 

 

●JAPANをチーム名につける覚悟と意志

上記のコンセプト説明にもあった通り、チーム名に「JAPAN」をつけるかどうかの部分は、
かなりコーチ陣でも悩み抜きました。

 

が、我々が掲げる「世界に通用する次世代のアルペンスキー選手を日本から輩出し、
日本を代表するアルペンスキーチームになる」
という目標を
達成するためのシンボルと、挑戦の姿勢を表明していく上では
「JAPAN」を掲げるのは不可欠なのではないかと、コーチ同士で重ねたMTGの中で意志が固まりました。

 

ある意味、自分たちに自らプレッシャーをかけている意味合いもあります。

 

 

 

・ロゴデザインに込めた想い


●ロゴマークは“シロハヤブサ”がモチーフ

ロゴマークは、“シロハヤブサ”という鳥をモチーフにして
デザインされています。

シロハヤブサは、「天空の女王」とよばれる世界最大のハヤブサで、
真っ白な身体・高い知性・俊敏な動きと力強さを持つ鳥です。

北極圏近くのツンドラやその周辺の森林、高山帯等に生息し、少数が冬鳥として北海道などに飛来することもあるそう。
鷹狩にも用いられることのある、アイスランドの国鳥にもなっています。

 

●“シロハヤブサ”=アルペンスキーヤーの象徴

シロハヤブサは白銀の世界で疾く美しく力強く戦う、アルペンスキーヤーそのものであり、
“俯瞰して観察する広い視点で選手育成に取り組む”コーチ陣を表現するにも
相応しいシンボルとして採用されることになりました。

 

 

ロゴマークのディティールにもこだわりがあります。

 

強調された鋭い足のフォルムは、
力強い足で勝利がガッチリと掴みにいく”というコンセプトを。

 

また、羽と尾の有機的なラインはオーロラの光のラインを。

 

フォルム全体の鋭い部分と動きのあるポーズは、
アルペンスキーのスピード感や選手の強烈な個性=エッジを表現
しているのです。

 

 

 

・強いシンボルを掲げてチーム一丸となり、“勝ち”に行く


オーロラのように鮮やかに輝きを放ちながら、
シロハヤブサのように疾く、鋭く、パワフルに、
レースに挑む日本最強のアルペンスキーヤー集団。

これが、我々の目指す姿なのです。
もちろん、見た目だけのチームにならないよう、指導方針と何より結果を一番に重視していきますが、
若い選手が所属するチームだからこそ“ビジュアル”にもこだわるべきだと我々は考えています。
「カッコイイ」。これはスキー選手に限らず全てのスポーツ競技で
アスリートを目指す子供達に共通する理由ではないでしょうか。

 

 

もう少しだけ踏み込んでお話しすると、
アルペンスキーは“雪上のF1”と呼ばれることがあったり、
“最もセクシーなスポーツ”であると言われるように、
「美」とも親和性が高いスポーツであるというのが個人的な考えです。

 

 

事実、オリンピックでメダルをとる選手達の滑りは
鋭くパワフルでありながら、研ぎ澄まされた美しさがあります。
(スキープレイヤーはみなすごい筋肉の持ち主だったりします。これも一般にはあまり知られていませんが。)

 

 

さて、本日は我々”JAPAN NORTHERN LIGHTS”の
ネーミング、ロゴデザインへの想いについて
お話しさせていただきました。いかがでしたでしょうか。

 

次回は、谷コーチにバトンタッチして“解剖物理学”について
記事を書いてもらいます。お楽しみに!

 

 

 

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JAPAN NORTHERN LIGHTS
Coach 関口 勝久