2024.05.22
背骨
前回も載せましたが、体も道具です!
上手く使う事がスポーツの基本となります。
特にスキーは雪面からの力を利用する「リアクション型スポーツ」です。
力を発揮するのも力をもらうのも体がリアクションに合わせられる事が重要になります。
前回まででアルペンスキーの基本的な考え、各選手のラインの違い、道具の大切さ等書かせて頂きました。
今回から体について紹介出来たらと思います。
細かく部分的に、パーツごとに分けて理解していけばわかりやすくなると思います。
より深くスキーを理解していただくきっかけになればと思います。
体の芯
体の中心って考えた事ありますか?
腰、お腹、胸。
どれも正解になります。
その中でも体を支える屋台骨となっているのが背骨になります。
背骨は体の中心でありながら運動に大きく関わっています。
なぜなら四肢の力は全て背骨から出ているからです。
背骨の骨の数は何個あるかわかりますか?
大きく分けて4パートあります。
首→7個
胸→12個
腰→5個
お尻→1個(5個が1つになっている集合体)
それぞれの骨が湾曲した形で並び全部で4つのカーブを描きながら一つの形を作っています。
背骨は一本の棒でなく、くねくね湾曲しながら形作られています。
こればバネと同じで、ある程度伸びたり縮んだりして力を前後に分散させたり、背骨の重さを支えるためだったり、外からの衝撃を分散させるためです。
常に動きがあるスポーツでは背骨がどうあるか、どう動いているかを考える事は重要になります。
スキーは左右にターンを行う為必ずターンとターンの繋ぎ目があり力が抜ける(抜重)される部分があります。
そこからターンに入ると外力(重力、遠心力等)がかかり自重の最大3~2.5のGがかかります。
その際背骨が正しい形でない場合、スキーに力がかからないだけでなく腰や膝、頸に衝撃が来て怪我につながる可能性があります。
ただ体幹トレーニングで体幹部を固めるだけだと知らず知らず重篤な障害につながる可能性があるのです。
背骨の動き
4つのパートで骨の1つ1つは形が異なります。
このことから背骨の中でも各パートで使用用途が異なります。
腰→前後に強い
胸→回旋、左右に強い
首→回旋、前後、左右に強い
簡単に曲がりやすい方向について現しました。
各パートで動きに規則があり役割を分担しながらから体を動かしています。
例えば、スキーで前後のポジションで必要な動きであれば腰をどう扱うか。
ターンの際の外スキーに対して体重を乗せたい場合は胸の左右と回旋の動きが関係している。
しかし動きやすいとなると前につぶれやすくなる。つまり胸の動きを止めたり、動かしたりできれば力を発揮出来たり、力を抜いたりできそう、、、。
となってきます!
最初にも書きましたが、背骨から四肢に向かって力が出ています。
スキーも足の動きや手の動きは2の次。
まず見直すべきは体幹部。
特に背骨の動きやあり方からかもしれませんね!
夏トレーニングにて身に付けていきましょう!!
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